アルツハイマー病 真実と終焉 第9章 備忘録

目次

1.第9章 「治療の成功とソーシャルネットワーク 2人の日課」について

第9章治療の成功とソーシャルネットワーク 2人の日課」は「P320-P336」の「全17ページ」で構成されている。
この章はリコード法を実践し、非常に良い結果が出ているとされている「ジュリー」が毎日実践しているプログラムについて書かれている。ジュリーはApoE4を2つ受け継いでいる方なので、ApoE4遺伝子を持っている方は特に参考になる章かもしれません。(なお、自分が参考になったと思える部分は備忘録に記載)

★備忘録 注意事項(備忘録を読む前に必ずご一読ください)★

アルツハイマー病 真実と終焉 ”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム

デール・ブレデセン (著), 白澤 卓二 (監修), 山口 茜 (翻訳),出版社:ソシム

アルツハイマー病 真実と終焉(アマゾン)

2.第9章 「治療の成功とソーシャルネットワーク 2人の日課」備忘録

第9章の前提情報

前半部ApoE4遺伝子を2本保有している「ジュリー」の話。
後半部「ケリー」の話。

(前半部)ジュリーの話

ジュリーが治療を開始するときの認知機能は、彼女の年齢の35パーセントタイル(全体を100とした場合に下から数えて35番目)という評価だったが、リコード法プログラムを開始してから数か月後には認知機能評価は98パーセントタイルまで上昇し、目覚ましい改善を見せたという。そして、その後5年間、それを維持しているとの事。
そんなジュリーが実際にどのような生活をし、どのようなサプリメントを飲む等してリコード法を実践しているかを日課として紹介している。

毎日7~8時間寝る P322

7~8時間寝たら(理想は)目覚まし無しで起床。(ジュリーの話)

朝はオーガニックコーヒ1杯のみ P322

朝食は摂らず、オーガニックコーヒーを1杯。(必須)クリームなし、100%ステビアを少々。少量のコーヒーは認知機能と気分に絶大な効果がある。(ジュリーの話)

極度の空腹時にはMCTオイル P322

すごくお腹が空いた時にはMCT(中鎖トリグリセリド)1000mgカプセルを午前中に服用し、ケトーシスになりやすくする。
(ジュリーはケトン測定器を使用し、血中ケトン値を0.5-2mmol/Lの範囲に維持するよう心掛けているとの事)
(ジュリーの話)

ココナッツオイルでうがい&フッ素不使用歯磨きを使う P323

ココナッツオイルを使って5分間うがいを行う。
(アーユルヴェーダーのオイルプリング(オイルを口に含んでうがいすること)はバクテリアを減少させ歯を白くし、口腔細菌叢を改善する)
フッ素不使用の歯磨き粉で歯を磨く。(ジュリーの話)

毒性のあるアメニティ類は一切使わない P323

化粧品や洗面道具には毒性のあるものを一切使わない。
日焼け止めとデオドラン剤はアルミニウム不使用の製品とし、マニュキュア駅の代わりにココナッツオイルを使う。

運動前にはフィッシュオイルとクルクミンを摂取 P323

運動前にはフィッシュオイル(DHA1000mg含有)とクルクミン摂取
(ニューロンをサポートし、アルツハイマー病を防ぐ効果があるBDNF(脳由来神経栄養因子)を増やす。)

毎日50~60分はウォーキング OR ランニング P324

1日も欠かさず毎日50~60分はウォーキングかランニング。(ジュリーの話)

ウォーキング時には瞑想音楽 P324

歩く時は瞑想用音楽を聴いている。(ジュリーの話)

ウォーキング時には認知力を使う事をする P324

歩き時には認知力を使うタスクを自分に課す場合有。
アルファベットをさかさまにいったり、100からマイナス9ずつ(マイナス8、マイナス7と数字を変える)数えたりする。(ジュリーの話)

空腹時からの食事前には室温のレモン&生姜水 P324

空腹状態の食事前にはデトックスのため、室温の水にレモンと生姜(もしくはどちから1つ)を入れて飲む。(ジュリーの話)

15~16時間の空腹時間を確保 P324

1日の最初の食事はお昼を過ぎて(昨日の夕方から)15~16時間空腹のままで過ごした後に食べる。(ジュリーの話)

最初の食事は平飼い卵2個と地野菜を山盛り P324

典型的な最初の食事は平飼い卵2個(オメガ3が豊富)と色とりどりの地野菜をお皿に山盛り一杯。(オーガニックで非デンプン性の野菜のみ)
主にブロッコリー、ホウレン草、ケール、発酵野菜の中から選ぶ。
さつまいものフライ2,3キレ、又は人参
エキストラバージンオリーブをたっぷりかけ、干した海藻を加え、ヒマラヤ塩新鮮なハーブ、スパイスを振って食べる。(ジュリーの話)

毎食後は糸ヨウジと歯磨き P325

毎食後はデンタルフロス歯磨きでもう一度、歯の手入れをする。(毎食後繰り返し)

ビタミンD3、K2等を飲む P325

朝のサプリメントで飲んでいなかったビタミンD3K2を飲む。
(生体利用効率を上げる為、ビタミンA脂肪含有食と一緒に摂取するよう特に気を付ける)
ALCAR(アセチルLカルニチン)シチコリンユビキノールPQQ(ピロロキノリンキノン)生姜NAC(Nアセチルシステイン)用量を小分けにして飲む。(最後の2つは午後にもう一度繰り返し飲む)
ビタミンB1(チアミン:グルコースの恒常性サポート)、メチルコバラミン(ビタミンB12:ホモシステインを低く抑える) 、メチルフォレート(メチル葉酸)、P5P(ビタミンB6:ピリドキサール5リン酸)を飲む。
プロバイオティクスのVSL#3も1錠飲む。(ジュリーの話)

デスクワーク時でも1時間に10~15分位は歩く等する P325

机で仕事をしているときは、1時間に10~15分は立ったり歩き回るようにする。
自宅で仕事をする時は洗濯、掃除、皿洗い等、家事で動き回りつつ、前向きな気持ちに。(ジュリーの話)

ヨガを行う P325

週2回のヨガクラスは、強くあること、バランスを保つこと、集中する事に役立っている。ヨガは毎日練習するようにしている。(ジュリーの話)

緑茶と骨スープを飲む P325

オーガニック緑茶とカップ1杯の(脂肪を抜いた)骨スープを一日中すすりながら飲む。
但し、間食は控える。(ジュリーの話)

レスベラトロールとNADは同時摂取しない P326

レスベラトロールNAD(ニコチンアミド アデニン ジヌクレオチド)を同じタイミングに飲むと、運動の効果を妨げる可能性がある。
また、就寝前に飲むと眠りが妨げられる可能性がある為、昼過ぎから午後半ばぐらいまで(運動から数時間後)に飲む。(ジュリーの話)

20分間の脳トレーニングを行う P326

午後の中休みには20分間脳トレーニングを行う。(LumosityとブレインHQの両方を使用)

脳トレーニング後には15分間の瞑想  P326

脳トレーニング後に15分間瞑想する。自分の心を空っぽにすると計り知れない価値があるとの事。(ジュリーの話)

午後5時~6時の間に夕食 P326

夜は天然物の魚(アラスカ産の天然紅鮭等)を非デンプン性の野菜で作った大量のサラダと一緒に食べる。ピンクのヒマラヤ塩と昆布の顆粒、季節の新鮮なハーブとスパイスをバルサミコ酢(高品質に限る)、レモン、エキストラバージンオリーブオイルと一緒に使う。辛口の赤ワインをごく少量(約60ml)飲む事もある。(ジュリーの話)

夕食後は散歩等 P327

散歩しながら近所の人達とコミュニケーションをとったり、カヤック等で運動。(ジュリーの話)

週に数回はデザート P327

週に数回はデザートを味わって食べる。
オーガニックの生クルミとアーモンドスライスをココナッツフレーク・オーガニックの野イチゴと一緒に無糖のケフィア(A2ミルク製)をふりかけ100%ステビアで甘味をつけて食べる。カカオ含有量86%以上のダークチョコレート1切れも。(ジュリーの話)

午後7時以降は食事せず午後10時には就寝 P327

午後7時には食べるのをやめ、10時までにはベットに入る。ベットに入る数時間前にはブルーライトカットの眼鏡をかける等、ブルーライトカット対策を行う。明かりを暗くして、運動したり興奮するようなことや会話も控える。(ジュリーの話)

就寝1時間前に夜のサプリメント P327

ベットの1時間ほど前に夜のサプリメントを飲む。
基本はクエン酸マグネシウム(ジュリーの場合、トレオン酸マグネシウムは鎮静作用が強すぎたとの事)、アシュワガンダメラトニンの3種類。
ジュリーの場合、上記の他、少量のNAC(Nアセチルシステイン)αリポ酸MegaSporeBioticという別のプロバイオティクスと一緒に飲用。(ジュリーの話)

午後は毎日プロゲステロンを服用 P328

夜には概要のテストステロンとエストロゲンを使い(経皮エストロゲンパッチ週2回と一緒に)、午後はプロゲステロンを内服。(ジュリーの話)

就寝・起床リズムが崩れないよう配慮 P328

配偶者の勤務時間が不規則なため、早朝起床や真夜中帰宅の時には寝室を別にする。(ジュリーの話)

部屋は完璧に暗くする P328

光源はメラトニンの産生を妨げる為、就寝前は部屋を完璧に暗くする。
電子機器には全部放射線シールドをツケ、就寝前の携帯電話・スマートフォンは「機内モード」に。寝室は涼しくしておき、リラックス&健やかな眠りを促進する為、ベットシーツにラベンダーかローズマリーのエッセンシャルオイルをつける。(ジュリーの話)

認知機能低下リスクがあれば即開始 P328

肝心なのはとにかくできる限り早く始める事で、なるべく症状が出てすぐ、または遺伝子検査であれ、家族歴であれ、血液検査やイメージングの結果であれ、認知機能低下のリスクがあるとわかったら即開始した方がよい。

(後半部)ケリーのリコードプログラム P329

ケリー迷子記憶、仕事が困難になった後に著しく症状が改善した。
ケリーは治療プログラムについてまだ最善を尽くしておらず、プログラムを最適化すればさらに調子が良くなると思われる。
何もしないより実践すべし!

睡眠は毎晩7~8時間 P329

ケリーの睡眠は毎晩7~8時間、就寝前にメラトニン3mgとトリプトファン500mg。
携帯電話のスリープモニターを使い、睡眠量を測る。

ケリーのリコードプログラムの実際 P330

  • 夜~朝にかけての絶食は12時間
  • エアロビクス30~45分/日(週6回)
  • ヨガ60~90分/日(週5回)
  • 超越瞑想20~30分(毎日2回)
  • 食事グルテンフリー低糖質、ほぼ野菜中心の食事。コーヒーと時々赤ワイン
  • ホルモン療法(1):メドロキシプロゲステロン2.5mg2日に1回(経口)
  • ホルモン療法(2):エストラジオール2mg
  • レボチロキシン88mcg(T4)/毎日。土曜日には1錠追加。
  • フィッシュオイル3000IU(毎日)
  • ビタミンD32000IU(毎日)。但し、ビタミンD3を1000IU以上摂取する場合には常にビタミンK2100~250mcgと一緒に服用すべき。
  • マルチビタミン剤(毎日)
  • シチコリン500mg(毎日)
  • クルクミン1000mg×(毎日。空腹時もしくは良質脂肪と一緒に)
  • バコパ・モンニエリ(オトメアゼナ):250mg(1日2回)
  • アシュワガンダ1000mg(毎日)
  • プロバイオティクスティースプーン3杯ニュートリショナルイースト

最適化する余地のある点(ケリー) P331

  • 脳トレーニングと筋力トレーニングを行う事。
  • ホルモン補充療法を最適化する事。
  • 甲状腺治療を低的瑕疵、必要であればヨードを服用する事。
  • レスベラトロールやトレオン酸マグネシウムを服用する事。
  • MCTオイルを服用する事。

何もしないよりは少しでも実践 P331

ケリーリコード法を全て守らなくても、元気に過ごせている事から、何もしないよりは少しでも実践した方が良いし、全て実践すればもっと良い結果が出る。

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