(本サイトを閲覧する前に)
本サイトは書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」(デール・ブレデセン 著、 白澤卓二 監修、 山口茜 翻訳)を片手にリコード法を行いたいと思っている人をサポートする為のサイトです。もしも書籍を未購入の方は事前に書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」をご購入して頂けますようお願い致します。(未購入者の閲覧はご遠慮ください)
1.運動の改善について
現代社会では座ったまま仕事をしている人が相当数居ると思います。
リコード法書籍によると、座ってばかりいる生活は「認知力」や「体(特に心血管系の)健康」に非常に悪影響を与えるとされています。
自動車やバス、電車が普及したお陰で便利になりましたが、その反作用で人間の体の運動量が昔と比べると大幅に少なくなっています。
日頃の運動を改善していく事が、体を健康にし、認知力を向上させる事につながります。
2.定期的な運動が脳に与える8つのメリット
リコード法書籍では、定期的に運動をする事による「脳」に関連した「8つ」のメリットを挙げています。
(1)インスリン抵抗性を減少させる
(2)ケトーシスを促進する
(3)海馬を大きくする
(4)血管機能を改善する
(5)ストレスを軽減する
(6)睡眠を改善する
(7)生まれたばかりのニューロンの生存率を高める
(8)気分を改善する
3.認知力の改善に最適な運動について
リコード法書籍では、有酸素運動と筋力トレーニングの両方をミックスさせた運動を行うのが良いとされています。
認知力に最適な運動として「ジョギング」、「ウォーキング」、「スピン」、「ダンス」などの「エアロビクス」が一例として挙げられています。
筋力トレーニングはウエイトトレーニングが挙げられています。
スポーツジムに行けば、専属のトレーナーにお願いすれば色々サポートしてくれる為、これらの運動は比較的容易に実現できると思いますが、やり方を工夫すれば、日常生活にこれらのトレーニングを組み込んで、お金をかけず、簡単に実現できると思います。
一例をあげると、日常の移動手段として「自転車」を多用する事。
スポーツジムのサイクリングのように、同じ場所でテレビを見ながら悶々と体を動かし続けるのと異なり、目的をもって移動し、移りゆく景色を楽しみながら(脳に好刺激)、長時間の有酸素運動ができます。意図的に負荷をかけて脚力トレーニングする事も可能。おまけに目的地までの電車代等も節約できます。
自転車の利用が難しければ「ウォーキング」で上記と同じことをすれば良いと思います。
筋力トレーニングは「腕立てふせ」や「スクワット」「腹筋や背筋のトレーニング」であれば、器具が無くても自宅で簡単にできます。
(参考)
腹筋をキレイに割る鍛え方。初心者も自宅でできる簡単な筋トレメニュー
運動時間について
リコード法書籍では
1日あたり45~60分で週4~5回以上 (P281)
又は
1日あたり30分~60分で週5~6回 (P341)
とされています。
いきなり始めて体に負荷をかけるのではなく、ゆっくり増やしていき、体や心臓に負担がかからないよう取り組むことが重要とされています。
できる事からできる範囲内で始め、日常生活に運動を取り入れる工夫をしながら無理せず自然に体を動かすようにするのが良いと思います。
運動時の注意点
- 始めるときはゆっくりと、体を伸ばし、関節にも注意する事。
- なかなか始められない人は、トレーナーや家族、友達に頼んで、始められるよう手伝ってももらう。