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本サイトは書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」(デール・ブレデセン 著、 白澤卓二 監修、 山口茜 翻訳)を片手にリコード法を行いたいと思っている人をサポートする為のサイトです。もしも書籍を未購入の方は事前に書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」をご購入して頂けますようお願い致します。
1.ストレスが認知機能に及ぼす影響について
リコード法書籍によると、「ストレス」は認知機能を低下させる大きな要因とされており、高値で脳に有毒なコルチゾール値を上昇させ、記憶を固定する役割を果たす海馬へ悪影響を及ぼし、認知力の低下やアルツハイマー病のリスク要因数も増やすとされています。
また、ストレスはアルツハイマー病から脳を保護するシナプス保存要因をも攻撃します。
ストレスは3型(毒物性)アルツハイマー病、軽度認知機能障害(MCI)、主観的認知機能障害(SCI)では特に悪影響を及ぼし、急速に認知機能を悪化させます。
(「3型(毒物性)アルツハイマー病」、「主観的認知機能障害(SCI)」「軽度認知機能障害(MCI)」の認知機能低下の始まりは「大きなストレス」がかかった時期と重なる事が多いと言われています。)
「記銘」に関係している脳の「海馬」は、ストレスや不安、うつ、肥満、糖尿病、不規則な生活等で容易に萎縮するという説もあり、「海馬」がストレス等でダメージを受けると、頭は回るのだが「最近のことがわからない、今言った(言われた)事が思い出せない時がある、あったはずの物がどこに置いたかわからない事がある」等といった「記銘」に関する能力が低下してくるのを感じてきます。
そして、「記銘力」の低下が進むと、「同じことを何度も言ったり」、「人の名前や固有名詞が出てこなくなったり」、「少し前の言動すら忘れてしまう」等といった症状がでてきて、他の人にも指摘される事で、異常をより強く認識できる場合もあります。
本人も自分の脳がおかしい事を自覚して、病院の検査を受けても、リコード法を知らない専門知識の乏しい病院では、初期の段階であれば全く異常が検知されないか、「多少海馬の委縮が見られるが、正常の範囲内」等といって正常診断を下される可能性も高いのですが、その段階こそ、リコード法で言われているアルツハイマー病の初期の段階である主観的認知機能障害(SCI)である可能性もある為、注意が必要です。
主観的認知機能障害(SCI)が軽度の場合には「時々仕事に支障をきたす」程度で済みますが、症状が進むと、徐々に「日常生活」にも支障をきたすようになり、この状態になっても脳に過度のストレスをかけつづけた上に、運動をあまりしなかったり、寝る前に暴飲暴食をしたり、十分な睡眠をとらなかったり等の不健康な生活を続けていると、やがて軽度認知機能障害(MCI)の段階に進み、リコード法的には末期に近い段階とされる「アルツハイマー病」へと進行する危険性もある為、注意が必要だと思います。
脳をストレスで悪化させない為にも、ストレスから海馬を守る為にも、シナプスがストレスで破壊される要因を極力無くす為にも、自分に合った「ストレス対策」を取る事は必須だと思います。
2.リコード法書籍のストレス軽減方法について
リコード法書籍にはストレス軽減法の一例として以下のような軽減法が掲載されています。(P290参照)
(1)瞑想やヨガ
「瞑想」や「ヨガ」はコルチゾールを低下させ、海馬の委縮を防ぎ、大脳皮質の厚みを増やす働きをする有効なストレス軽減法。
1)瞑想のやり方の参考動画
2)ヨガのやり方参考動画
(2)横隔膜呼吸法
横隔膜から(胸からではなくお腹から)深く、ゆっくりと数回呼吸する。
横隔膜呼吸法の具体的なやり方の参考ページ
1)知っておきたい“横隔膜呼吸法” (ananニュース – マガジンハウス)
2)ストレス解消法~横隔膜呼吸法~ (情報労連)
3)1日3分! 痩せ体質に変える”横隔膜呼吸”法 (マキアオンライン)
(3)リコード法書籍における「その他」の解消法
マッサージ、笑う事、音楽、動くこと、etc…
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