インスリン過剰分泌はアミロイドβの分解に重大な支障 P85

インスリン分子が仕事を終えて糖を低下させると、体は血糖値が低くなりすぎないよう、インスリンを低下させる為、インスリン分解酵素(IDE)を分泌するが、インスリン分解酵素(IDE)はインスリンを分解するだけでなく、脳に蓄積する「アミロイドβ」を分解する役割も併せ持つ。しかし、インスリン分解酵素(IDE)は一度に両方の分解はできない為、インスリン分解酵素(IDE)がインスリンを分解している間は、アルツハイマー病の原因の1つとされている過剰なアミロイドβの分解ができなくなる
インスリンが慢性的に高いレベルにあると、インスリン分解酵素(IDE)が不要なアミロイドβを分解する余裕が無くなり、アミロイドβが脳内に過剰に蓄積し続ける事になり、結果アルツハイマー病のリスクが上昇する。

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