リコード法とは

1.リコード法とは

リコード法(ReCODE Protocol)とはアメリカ人のデール・ブレデゼン医学博士が開発したアルツハイマー病に付随して起こる「認知機能の低下」を「防ぎ」「回復」させる事ができる世界初の画期的なアルツハイマー病の予防・治療プログラムの事。

今までの医学界の常識では、アルツハイマー病は「不治の病」とされ、治療法はなく、アルツハイマー病の進行を多少遅らせる程度の治療しかできないとされてきた。
しかし、アルツハイマー型認知症の予防・治療プログラムであるリコード法の登場により、アルツハイマー病予防できる病気であり、アルツハイマー病に付随して起こる認知機能の低下は、早期であれば多くの場合が回復可能である事がわかってきた。

2.リコード法の治療プロセス

リコード法の治療プログラムは食事の改善、運動、生活習慣の改善、睡眠の改善、ストレスの軽減、脳トレーニング、サプリメント療法、デトックス等、多岐にわたるが、多くの人がその気になればすぐにできる項目も多数含まれている。
もしも本格的に治療し、回復させたいのであれば、基本的には以下(1)~(3)の流れで治療をすすめるのが最善なプロセスだと思われる。

(1)コグノスコピー(認知機能検査)で原因を特定する

基本的にはリコード法受診可能医療機関コグノスコピー(認知機能検査)を受診して、認知機能が低下の要因を突き止める事から始め、検査によって潜在要因とリスク因子をすべて評価する。
そして認知機能を改善するためには何に対処する必要があるのかを特定する。
認知機能を低下させたり、低下リスクの原因となる潜在的な因子や異常は、現時点で少なくとも「36」ある事がわかっている。
リコード法では認知機能検査により各因子の状態を把握し、これらの因子の評価法と、それに基づき個別化した治療計画を提示するものとされている。
45歳以上が行うべき認知機能検査の具体的な検査内容は書籍アルツハイマー病 真実と終焉P248-P251を参照)

リコード法ではアルツハイマー病は大きく分けて以下の3つのタイプに分類されている。

  • 1)炎症性(熱性):1型炎症性)アルツハイマー
  • 2)栄養欠乏性(冷静):2型萎縮性)アルツハイマー
  • 3)中毒性(汚性):3型毒物性)アルツハイマー

なお、1型と2型が同時に発症している糖毒性(甘性):1.5型糖毒性)アルツハイマーも存在する。

日本ではアメリカのようにリコード法の治療に必要な検査体制がまだ整っておらず、リコード法認定医が在籍するクリニックにおいても、認知機能検査の一部しか受ける事ができないというのが実情のようである。
もしも完璧なコグノスコピー(認知機能検査)を実施したいのであれば、現状ではアメリカに渡航し、リコード法認定医に検査と診察をしてもらう必要があるが、リコード法基本計画の多くの部分(書籍P340、P341参照)は、今日から多くの人がすぐに実行可能なものばかりである。

(2)検査結果に基づき各種問題の改善に取り組む

検査結果に基づき、認知機能を低下させている要因を特定し、可能な限り多くの異常に対処する。
リコード法プログラムは、異常が見つかった検査結果の数値に基づいて各個人に併せて作成されるが、多くの人が実行すべきリコード法の共通項目も多数ある。

(3)臨床検査値に基づいて治療法を最適化し続ける

治療法は最適化し続ける。
リコード法を初めて2,3か月で認知力が改善しなければ、何が改善を妨げているのか特定する必要がある。
臨床検査値に基づいてプロトコルを微調整することにより、認知機能が継続して改善していく方向に持っていく。
改善した後でも4~6か月ごとに臨床検査を受け、最適範囲から落ちている物が無いか確認し、認知機能も検査して自分の状況の推移を継続して知っておけるようにする。

3.リコード法の治療がよく効く人

(1)ApoEによるリスクがあるがまだ症状が無い人

(2)主観的認知機能障害(SCI)の人

(3)早期の軽度認知機能障害(MCI)の人

(4)早期アルツハイマー病の人

(5)SCIMCI、早期アルツハイマー病が3型(毒性)ではない人

(6)認知機能に変化はあったが、それ以外は健康な人

(7)MRIで脳萎縮がない人、あるいは萎縮が海馬に限定されている人

(8)75歳未満の人

(9)手を差し伸べてくれる伴侶や医師がいる人

4.リコード法の課題

現時点において、日本でリコード法によるしっかりとした治療を受けるには、乗り越えるべきハードルが複数存在する。

(1)医療機関等による検査・治療体制が不十分

現時点において、日本国内で「リコード法」の検査や治療に理解のある医療機関は極少数(リコード法の事自体全く知らない医師が大半)であり、理解のある医師の下であれば、一部検査のみ健康保険で実施してもらえる可能性はあるが、リコード法が必要としている検査項目はかなりマニアック?で、日本の検査機関では検査自体行われてしてない項目もかなりあり、自由診療(お金を出しても)でも検査してもらえない検査項目が数多く存在しているのが実情。

(2)検査・治療が費用が高額

原則、検査も治療も自由診療となる為、数少ない認定医等の指導下で継続治療した場合、検査・治療費は非常に高額になる可能性がある。

(3)日本にはまだリコード法認定医が殆ど居ない

リコード法には「リコード法認定医」という制度があり、リコード法認定医の下であれば、検査や治療を受ける事は可能とされていますが、現時点では日本に認定医は極少数しかおらず、リコード法認定医の下であっても検査可能項目が不十分な為、リコード法による完璧な検査・治療を希望される場合には、アメリカに渡航する等してリコード法認定医の下で検査&治療を受けるしか方法がないのが実情のようです。

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