リーキーガット(腸漏れ症候群)とは

1.リーキーガット(腸漏れ症候群)とは

腸上皮細胞の硬い密着結合がゆるんで腸に穴が開いたようになり、腸のバリア機能が低下して食物や有害物質等が体内に漏れ出している状態。結果として炎症の原因となる。(P81、P214、P268参照)

2.リーキーガット(腸漏れ症候群)の検査方法

(1)ラクトースとマンニトールという2種類の糖を飲む検査をする P217
マンニトールは超を正常な状態で通過するが、ラクトースはリーキーガットでなければ通過できない。血流に入った後、糖の一方又は両方が尿に出る。
尿中にマンニトールが出ていれば、腸はマンニトールをうまく吸収していることがわかる。
しかしラクトースも見つかれば、リーキーガットがあることを意味する。

(2)腸が通過するはずのない断片にバリアを破られると起きる、免疫反応を評価する P218
体はリーキーガットを介して侵入した細菌に対し抗体を作り、結果的に最近の表面上のLPS(リポ多糖類)に対する抗体が生じる。
同様にバリア機能を持つたんぱく質であるゾヌリン/オクルディンに対する抗体は、リーキーガットの存在を意味する。
これらはCyrex Array2と呼ばれる抗体アレイ解析で測定可能。

3.リーキーガット(腸漏れ症候群)の予防方法

・グルテンや乳製品等の過敏症がでる食品はできるだけ避ける。
→過敏症のある食品はリーキーガットの一因となる。
・腸内のカンジタ菌もリーキーガットの一因となる
→腸内カンジタ菌を最適化するハーブサプリメントを摂取する。

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