アディポカインとは

1.アディポカインとは

脂肪細胞から分泌される生理活性タンパク質を総称してアディポサイトカイン(アディポカイン)という。
アディポサイトカインには、動脈硬化を促進させる方向に働くTNF-α、PAI-1、HB-EGF、と動脈硬化に予防的に働くレプチン、アディポネクチン等が含まれる。
TNF-α(Tumor Necrosis Factor-α:腫瘍壊死因子α)は、マクロファージより分泌される炎症性サイトカインでもあり、大型脂肪細胞から分泌され、インスリン抵抗性をひき起こす。PAI-1(Plasminogen activator inhibitor-1)は大型脂肪細胞から分泌され、血栓を形成しやすくする。HB-EGF(heparin binding-epidermal growth factor-like growth factor)は大型脂肪細胞から分泌され、血管平滑筋の遊走・増殖をひき起こす。
レプチンは白色脂肪細胞から分泌され、視床下部の満腹中枢に働き食欲を抑制する。アディポネクチンは小型化した脂肪細胞から産生され、インスリン感受性を促進する。内臓脂肪が蓄積した状態(内臓肥満)では、これらアディポサイトカインの分泌異常が生じており、インスリン抵抗性を亢進すると考えられている。※1

2.リコード法におけるアディポカイン P85

アディポカインは余った等を脂肪に変換される際に産生され、脳にダメージを与える要因となる物質とされる。
アディポカインは糖の、特にグルコースの中で血流につかってまだ残っている。グルコース(ブドウ糖)分子は多くのたんぱく質にくっつき、タンパク質の機能を阻害する。

(出典)

  • ※1 アディポカイン – 薬学用語解説 – 日本薬学会
    http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3

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