1. 3型(毒物性)アルツハイマー病とは
主に有毒金属やカビ毒等への毒物暴露が原因となって引き起こされるアルツハイマー病の事をリコード法書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」では3型(毒物性)アルツハイマー病としている。
2. 3型(毒物性)アルツハイマー病の特徴
・Apo4遺伝子保有者よりもApoE3遺伝子保有者の方が多い。
・65歳以下から症状が始まる事が多い。
・比較的若年(40歳台~60歳台)で、大きなストレスで発症する事が多い。
・症状は記憶の喪失よりも、番号や会話、整理等を含めた認知的困難から始まる。
・最近の記憶だけでなく、古い記憶も失う。
・算数が難しく、計算や明細書の合計に苦労する。
・言葉を見つける事、文字を綴る事、読む事にも苦労する。
・うつ病や注意欠陥等の症状が現れやすい。(うつ病が認知機能低下に先行又は付随)
・3つの型の中で治療の反応が最も低い場合が多い。
・極めて変則的な所見である事が多い。
・血中亜鉛値が低く、銅は高い(銅/亜鉛比が高い)事が多い。
・コレステロール値に比べ、トリグリセリド値が不釣り合いに低い。
・脳の至る所に萎縮が認められる場合が多い。
・神経の炎症と血液の漏出がある場合が多い。
・HPAアクシスが機能障害を起こしている。(コルチゾール低値、リバースT3高値、遊離T3低値、プレグレノロン低値、エストラジオール低値、ホルモン異常のうち1つ以上現れる可能性有)
・血清C4a、TGF-β1又はMMP9高値、もしくは血清MSH(メラニン細胞刺激ホルモン)低値
・水銀やカビが産生するマイコトキシン等の有毒化学物質の血中値が高い。
・歯科治療に使われるアマルガム(水銀高含有充填剤)の使用歴がある。
・カビに汚染された家に住んだ事がある。
・その他、毒物暴露歴がある。