1.ApoE4とは
ApoE4はアルツハイマー病の発症リスクを大幅に上昇させるハイリスク遺伝子で、アルツハイマー病の遺伝的リスク要因としては「最強」とされている遺伝子である。
ApoE4は長寿に関連し、抗アルツハイマー病効果のあるSirT1(サーチュイン1)という分子を作る遺伝子を停止する。
ApoE4は炎症を促進するNF-κB(エヌエフ・カッパー・ビ-:核内因子κB)にも関連している。
ApoE4遺伝子を全く保有していない人のアルツハイマー病にかかる生涯リスクは9%、ApoE4遺伝子を1つ保有している場合、アルツハイマー病にかかる生涯リスクは30%、ApoE4を2つ保有していれば、アルツハイマーにかかる生涯リスクは50%~90%になるという。
2.ApoE4遺伝子の検査方法
自分が「ApoE4」遺伝子を保有しているかどうかは、自宅で簡単に調べる事も可能。(11,980円)
2~3週間で検査結果報告書が届く。
ヒト体質 遺伝子検査キット(DNA検査)「認知症3項目」
数日後に送られてくるキットを使って頬の裏にある細胞を綿棒でこすり取り(綿棒2本)、保存液の入ったケースに綿棒を入れて、キットに同梱されている封筒にて検査会社に郵送。
しばらくすると以下のようなの検査結果報告書が送付されてくる。
(ApoE、PAI1,IL10の3種類の状況がわかる)
3.ApoE4遺伝子保有者のリコード法治療について
仮にApoE4遺伝子を持っていたとしても、早い段階でリコード法を適切に行っていれば、アルツハイマー病を発症させなくする可能性が高いとされる。
アルツハイマー病のリスクが非常に高いApoE4遺伝子を持っている人こそ、前もって(症状が出る前の段階に)リコード法を早期に取り組んだ方が良い。
Apoe4遺伝子保有者は、それ以外の人と治療方法が異なる部分がある(MTCオイルやココナッツオイルは摂取しない方が良い等)為、リコード法を実施する際には注意が必要である。