トランス脂肪酸とは

1.トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。
水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成される。
マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングはそうして製造された硬化油である。
他にも特定の油の高温調理やマイクロ波加熱(電子レンジ)によっても多く発生することがある。また天然にはウシ、ヒツジなど反芻動物の肉や乳製品の脂肪に含まれる。

LDLコレステロールを増加させ心血管疾患のリスクを高めるといわれ、2003年に世界保健機関(WHO)/国際連合食糧農業機関(FAO)合同専門委員会よって1日1%未満に控えるとの勧告が発表され、一部の国は法的な含有量の表示義務化、含有量の上限制限を設けた。
日本では、製造者が自主的に取り組んでいるのみである。※1

2013年に米国食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸の使用を全面的に禁止する方針を発表。※2

世界保健機関(WHO)が、マーガリンなどに含まれる「トランス脂肪酸」を2023年までに世界の食品から一掃することを目指し、段階的な戦略を発表。
人工のトランス脂肪酸は、植物油を固形化する際の「水素添加」と呼ばれる製造工程で生成される。そうした水素添加された油脂は、揚げ物やスナック、パンや焼き菓子などの製造に使われ、ショートニングやマーガリン、コーヒー用クリームなどに含まれる。
他の油脂に比べて腐りにくい一方で、悪玉LDLコレステロールを増加させたり、心疾患や脳卒中、2型糖尿病といった疾患のリスクを高めたりするなど、健康への悪影響も指摘されている。
WHOの専門家によると、特に南アジア諸国ではトランス脂肪酸の摂取量が多く、心疾患リスクが極めて高いとされている。※3

2.リコード法の観点からみたトランス脂肪酸

トランス脂肪(酸)は、人工脂質で、胃腸がダメージを受け、リーキーガットを引き起こす原因となる油脂である為、摂取すべきでない食品(油脂)の1つとなっている。

(出典)

※1 トランス脂肪酸 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/トランス脂肪酸

※2 トランス脂肪酸って食べちゃだめなの?
https://www.em-seikatsu.co.jp/em/power/detail.php?id=38

※3 食品のトランス脂肪酸、23年までの根絶を呼びかけ WHO (CNN.co.jp)
https://www.cnn.co.jp/fringe/35119489.html

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