AGE(終末糖化産物)とは

1.AGE(終末糖化産物)とは

AGEとは終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)の事で、タンパク質と糖が加熱されてできた物質。
強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされている。
AGEが血管に蓄積すると、心筋梗塞や脳梗塞に蓄積すると骨粗しょう症に蓄積すると白内障一因となる。

2.リコード法におけるAGE P185,P279

AGEとは糖分とタンパク質または脂質の反応によって生成されるグリコトキシンである。
AGEが高値の場合、酸化ストレス、炎症、又は糖尿病やその他の慢性疾患の症状を作り出す。
AGEを減らすには、湿式加熱(煮る、蒸す、炊くなど水を利用)、短時間調理、低温調理、レモン・ライム等の産生食材の使用、食品の選択(未調理野菜にAGEは存在しないが、動物性食品は未調理でもAGEが存在する)等で実現可能。
グリルやロースト、焦がしたり、ゆでたり、揚げたりしてもAGEは産生される。

3.AGEが体内に蓄積される仕組み

(1)体内で作られるAGE

高血糖等によって血中のブドウ糖が過剰になってあふれ出すと、人間の体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結びつき、体温で熱せられ「糖化」が起き、AGEができる。
AGEは「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」である。
体内のタンパク質が糖化しても、初期の段階で糖の濃度が下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができるが、高濃度の糖がある程度の期間さらされると、毒性の強い物質に変わり、元に戻れなくなる。

(2)食べ物から体内に入るAGE

AGEは「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」であるため、いろいろな食べ物・飲み物の中にも含まれている。
飲食物に含まれるAGEの一部は消化の段階で分解されますが、約7%は排泄されずに体内に溜まる。

4.体内でできるAGEの量

体内AGEの量=「血糖値」×「持続時間」

血糖値が高いほど、体の中で糖とタンパク質が結びついて多くのAGEが発生する。
そして糖にさらされる時間が5年、10年と長くなればなるほどAGEは溜まり続ける。
また、AGEを多く含む食べ物を頻繁に食べると、それだけ蓄積量が増える。

出典

AGE(終末糖化産物)とは?|AGE測定推進協会
http://www.age-sokutei.jp/about/

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