軽度認知機能障害(MCI)とは

1.軽度認知機能障害(MCI)とは

本人および「第三者から認知機能の低下に関する訴えがあるが「認知症」(リコード法では末期に近い状態)の「診断基準を満たさず」、基本的な日常生活は保たれている状態。
すなわち、家族や医者等が見ても認知機能に問題がある事はわかるが、(アルツハイマー病の末期である)認知症の診断基準を満たすレベルの重度認知機能障害を持っていない状態の事。アルツハイマー病の進行度は軽度~中等度で、複雑な日常生活機能の障害は軽度にとどまるが、初期の段階で有効な対策を取らなければ、数年後には重度(末期)のアルツハイマー病に移行する可能性が高い。
認知症の前段階と言われる軽度認知障害(MCI)は、適切な打ち手をとらなければ、それほど時間を要さず認知症になる確率が非常に高い状態にまで悪化している場合が多いため、早急な対策が必要である。

2.リコード法における軽度認知機能障害(MCI)

早期の軽度認知機能障害(MCI)の人は、リコード法による治療が「よく効く人」とされており、早い段階でリコード法により適切に治療が実施されれば、大幅に改善する可能性がある。

なお、リコード法書籍において「早期」の軽度認知機能障害と定義されている人は以下の通りである。

「早期」の軽度認知機能障害の定義

  • モントリオール認知症評価検査(MoCA)スコアが24以上の人

(備考)

  • アルツハイマー病へ侵攻したとみられるスコア1であっても、改善が認められている。
  • 健忘性MCI(aMCI)で最適ではない検査値が特定できる人は治療が最もよく効く傾向がある。
  • 書籍「アルツハイマー病真実と終焉」P353参照

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