1.コグノスコピー(認知機能検査)とは
コグノスコピーとはブレデセン博士が大腸内視鏡検査のColonoscopy(コロノスコピー)をなぞって作られた認知機能検査の造語との事。各種検査を行い、潜在要因とリスク要因を評価し、アルツハイマー病の36の病因を調べる事ができる。
以下3つの脳の損傷に対する脆弱性の観点から状況を詳細に判定する事で、認知機能を改善する為にどのような問題に対処していけば良いが特定できるようになる為、アルツハイマー病の治療&予防の第一歩ともいえる。
(1)炎症(Ⅰ型炎症性アルツハイマー病)
(2)ホルモン不足とその他の脳の栄養素不足(Ⅱ型萎縮性アルツハイマー病)
(3)毒性化合物(Ⅲ型毒物性アルツハイマー病)
2.コグノスコピー検査項目
必要な検査項目の一部ではありますが、日本(リコード法書籍を監修した医師白澤卓二氏が院長を務めるお茶の水健康長寿クリニック)で受診可能なコグノスコピーの検査項目は以下の通りです。
なお、現時点(2018.7.20)において、日本の医療機関ではリコード法に必要とされている一部検査しか受診出来ません。(全検査を受けるにはアメリカへ渡航する必要有)
- コグニトラックス検査
認知症検査(記憶力、行動力、注意力、思考力等を調べる) - オリゴスキャン検査
手のひらから組織や血管壁に沈着している有害金属14種類と必須+参考ミネラル20元素を非侵襲・迅速に測定 - 自律神経検査(ストレス判定)
- 血液検査1)ホルモン検査(甲状腺ホルモン、副腎ホルモン、ストレスホルモン、性ホルモン等)
2)ビタミン検査(ビタミンB、ビタミンE、ホモシステイン、プレグレノロン、TGF-B1等)
3)生化学検査(高感度CRP等)4)遺伝子検査(ApoE4遺伝子等) - 機能性医学検査
フードアレルギー検査(グルテンアレルギーなどのチェック)
腸内フローラ検査
抗ゾヌリン抗体(リーキーガットのチェック)
等
3.出典・参考文献
- デールブレデゼン著 アルツハイマー病 真実と終焉 P174,P175,P247
- お茶の水健康長寿クリニック アルツハイマー病治療